お気に入りの靴で、マンボを躍ろ!

新年、天満の商店街で、赤い靴を買いました。合皮の赤いレザーと、少しばかりのモワモワと角風のボタン、チープな素材をサラッと組み合わせた、その靴シリーズ!3900円という手頃なお値段に、心躍り、私は、何色かある色の中から、えんじっぽい赤い靴を選びました。

 

小さい私の足にフィットした・その靴を、私は毎日履いていました。数週間、トトトト・歩歩歩歩っと多々・履いていたところ、靴の内側のレザーと靴底のゴムが、瞬く間に!裂けてきましたー!『オーノー、チープシューズは、信用ならねー!』と私は・がっくり。

 

そして、その数日後、歩いていると、右足のバランスに変化が!?右足のかかとと、地面とのスペース感が・?おかしい?違和感が!か・か・と・が、おかしいぞ!と。『我が足に異変が!?』と思い込み〜その日は、靴を怪しまず・みつめる事無く、自分の足異変!『赤足異変/アカアシイヘン』と名付けて、右足のかかとの不調を訝しながら、気持ち>かかとを持ち上げて、歩いておりました。

 

そ・そして、次の日、ふと、ふと、愛しのレッドレザーショートブーツを見つめた所!!!!!!!靴底の半分!後ろ半分が無い事に!ブーツ異変に、、気づきました!あちゃ!靴異変だったのね。『底が破れそー』とかなら、修理屋に即GO!ですが、問題の靴底・半分が無いのですから、落としてしまってるのですから、ゴム底加工から。。始めないと!?と思うと、修理屋へ向かう気持ちも萎え始め・失せはじめ。。。苦しみから、『知らない・見てない』と逃げる心理の様に、私は数日、右足を持ち上げながら、レッドレザーショートブーツを履いておりました。

 

そ・そんな、おかしな小さな状況から、今日は、はとと!ではなく<鳩>、ハタと<旗と>卒業しよう!と思い、、一か八か、天満の商店街のおばちゃん靴屋を捜し出し、『靴底のゴムを手に入れれないか?』『卸の靴屋に、3900円の安いブーツを修理してもらえないか?』と問い合わせしてもらおう!と、愛車の自転車をふっとばしたのであります。

 

『店』見つけた!  『店員』問いかけた。『私は、クレーマーではない!/この靴を愛している、気のいい一人の優しい中年女性である!』という、ふんわりムードで会釈。事の経緯を、話し始めた。それに対するお店側の対応は、、『レッドレザーショートブーツは、売り切れている/パーツだけ注文出来る商品ではない/買って、すぐ底が抜けた時に、レシートと共に来店してくれてたら、新品と交換したのですが、、、ね/うーん・困りましたね。。。』
 
丁寧な接客と当たり前の展開の話を聞きながら、私は、店側に反感など持てず、ただただ・残念な顔をしていたのである。


す・すると


『もし良ければ、お客さん!このシリーズの赤は、売り切れていますが、他の色なら、何色かSサイズが残っております。別の色を、1900円、ほぼこちらの卸値で、買って頂くというのは、いかがですか?』
 
『ん?うう?むむ?』

 

お得なのか、残念なのか?!えっ、面倒くさいクレーマー中年と思われ始めてる?!!と、その時・顔を上げて、その靴の他の色を見てみると。。。結構いいね!という色が、二色ありました。『黒』と『茶』読みは『クロ』と『チャ』続けて〜口で転がすと・音声は・『クロトチャ!』あれっ?何故かに〜続けて『ウーッ・マンボォ!』って、言いたくなる。心の中で、ゆうてみた。
 
『クロトチャ・クロトチャ・クロトチャ・ウーマンボォォオ!』
 
『タッタラッタッタ・タッタラッタッタ・タッタラッタッタ・タッタラッタッタ・タララララ・タララララ・ウーマンボ!』
 
ひゃっ。さっきまでの残念な気持ちが、さざ波の様に過ぎ去って行く・そして、新しい波に連れて行かれたい!赤い靴が、遠ざかって行くー!クロトチャの靴が、リズムが、私の足にはまってくるぅー!!!!!!ウー・マンボ!
 
てな訳で、茶色のレザーショートブーツ、1900円にて、お買い上げしました。とても気のいい靴屋でしたので、今後、ご贔屓。靴屋の名前は『DREAMIN』。いい夢ギフト、ありがとう。大好きになったさ、ドリーミン!

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